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店の味はシェフの味?
2013年08月13日
今、食輝塾では中国料理について徹底的にマナーからマナー以外のこともお教えてしていますが、
今月の食輝塾は、既に終わったフレンチのまとめ授業としてレストランの実践授業。
予約取れない店が奇跡的に土日個室がとれたので、
暑い夏に、ガッツリ脂の少ないお肉、元気出します(笑)
それで、私は今月3回同じ店に行くのです。
感じたことがこれ。
その店は、肉の火入れが絶品なんですが、
シェフによっては、同じメニューも火入れの目利きが変わるのですね。
同じメニューでも全く肉の柔らかさが違うのです。
食べてみて、う~ん何故だろうと思ったのですが、理由はそこでした。
こういうことって、食べログに書かれてしまうと、評価につながってしまいますね。
客は一回しか通常行かないので。
その回が店の全ての味だと思ってしまう。
期待してがっかりした、なんて書かれてしまうと残念です。
ほんと。
よく、フードライターや評論家が、何度も同じ店に行って同じ料理を食べるのも
そういう理由があります。
作り手の指定までは、飲食店では日本ではなかなかできません。
それでも、伺った店は、勿論クオリティはそろっているほうだと思っていますので、
お任せできる範囲です。
ですが、美容院では指定できるしね。
飲食店は、料理だけでなく、雰囲気やサービスも含めた金額なので、
そこだけを切り取っては評価をしなくてよいと思っています。
人間が作ること、だからこそプロという言葉があるのですよね。
それもまた、味わいがあって、愉しみにできるくらいの余裕をもちたいですね。