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ひみつ堂のひみつ
2012年08月10日
氷は、まだまだ進化ができる業態だろう、と以前媒体にも書いた私。
ずっと、ひみつ堂も気になっていた。
先日、駒込で撮影があって、「歩ける距離」と聞き、「行ける!」と、
一人で撮影後に千駄木へ。
30分徒歩、ヒールで歩いてげんなり。
やっと着いたー、と思ったら、スマステーションに出た後なので、
激並びで、30分。
かき氷に、計1時間の長旅。
食べる店にまず並ばない私。
30分並んだのって、生まれて初めてだ!本持っててよかった~。
でも、後悔ない味です。
ひみつ堂のひみつって?
聞くと店の人は隠さず答えてくれるし、オーダーした「ひみつのいちごみるく」にも、
さほど隠れた不思議はない。
日光の天然氷も頭にキーンと来なくて美味。
日本人って、軟水が合うと、再認識させてくれる。
フルーツと砂糖だけのシンプルソース(これって、母が作る手作りジャムと同じ製法、
我が家で言うと、これってジャムになる代物だけど、いわゆるコンフィチュール)
も甘すぎず美味。
いつも、かき氷食べると、「まだ終わらない~」と思うほど最後の方は
カラダ冷えてくるんだけど、ひみつ堂は、
最後まで優しく食べられる、優しい氷。
でも、それってひみつ堂の人気が継続していることの理由の一つにすぎない。
ひみつって店舗の人たちの「目」です!
老舗のこういうタイプの店って、歴史感じる主人が奥様と二人三脚で接待が多いのだけど、
若くてかわいい数名女子が、目をキラキラさせて大きな氷を元気に、
ひたすら一生懸命かいている。
とにかく多忙が楽しそうなの。
オリンピックも「女子力」って言われるけれど、
ひみつ堂の「ひみつ」も、女子のキラキラ度がひみつなのかもしれない。
働き手が活き活きしている店は、沈まない。
という基本を、ひみつ堂は思い出させてくれる店だ。
並んでも食べたい氷。
落ち着いて食べたい人は、冬にゴー。