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ゴントランシェリエに挑戦を期待
2012年09月09日
パン好きの人生歴史は、長くなりました。
子どもの頃はドンクくらいしか、おしゃれ系?は、なかったけど、母が好きで
紀伊国屋のチーズと、ドンクのサンドイッチ、このコンビを買ってランチ、よくやった。
昨今はパン屋は行ききれないほど、多々できて。
日本は、今では海外パティシェにとっても良い宣伝場所です。
バイヤーにとっても遣り甲斐のある商材となっている。
渋谷にできたゴントランシェリエ 。
フランスの若手パティシェながら、日本初出店とあって、気合い入っているメニュー構成です。
竹炭、緑黄色、アンパン、メロンパンのようにアレンジ…。
画像の左は、日本人好きそうな5色のやわらか系パンセット。
日本人の一般的な現代の流れや味覚にフィットした構成力がとても良いです。
特に、クロワッサンをメロンパンと融合させたのは、大ヒットになるだろう「上手」なメニュー。
どんな店でも、いわゆる絶対美味しいに決まっている!というものじゃなく、
普通の人が選ばなそうな珍しいもの、新しいタイプ、シェフの挑戦を感じるもの、異文化なもの、キワモノ、など選んでしまう私。
日本人の趣向を研究したメニューですが、「フランスの人の感性との差異」が俄かに感じられて、
興味深いものもあり。
例えば、鶯豆とミントのパン。
生地は南仏の田舎パン生地でホワイトです。
鶯豆が甘く、ミントが強い。ひょえっ、これ、個性!!
かなり、「これとこれ合わせる??」って普通の人が不思議になる組み合わせも、
私は平気なんだけど、そんな私も、異国の味覚を感じた一品。
これ、ちょっと日本のミント感性から言うと、主張しているかあなあ。
なぜって、
ハーブに対しては、発展途上国の日本。
強い香りというものが、もともと和食には無い、そのため優しい風味を愛でるのです。
喉で愛でるというか。
でも、食べ慣れていくと、私の味覚が、舌になじんできましたよ。
おもしろい、おもしろい。
しばらくすると、無理あり商品は淘汰されて、しっかりした構成になってくるでしょうが、
それでも、この店には、常に冒険をしていただきたいです!と思うような店でした。
パン生地そのものが大変美味しいので、何をやっても恐くないね。
やはり、基本次第。
美味しいパン屋ができて嬉しい限り。
サンドイッチの中身もイイよ。
今後のメニュー展開も楽しみだ。
興味ある人、是非、この 鶯豆とミント の商品も、買ってみてください。
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