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心で食べる食べ方があるおせち
2012年11月15日
今月は、一年で今年の中で、一番時間余裕ないかも。
なんでこんなに忙しいのだ!?
という感じですが、とっても充実していて、まだまだ時間は捻出できると思います。
工夫次第ですね。
今月の食輝塾は惣菜業界、特に宅配業のトレンドや伸びしろ、凄いことになっていて、
その背景は、こんなです。
といった話をしています。
時期もあるので、おせちも例に。
おせちは作る時代から、あっという間に、買う時代になりました。
今年はバリエーション豊か。
おせちは、味が濃いから嫌い、という人も多し。
そうですよね、塩分糖分たっぷり。
ですが、冷蔵庫がない時代、保存性を高めるために味を濃くしたのは周知ですが、
それだけではないんです!
実は思いやりあふれた料理なんです!
その年の年神さまを迎えるにあたり、家事に多忙な女性(当時は)を家事から開放させて
一緒にゆっくり正月を迎えるためでもあったの。
願いも感謝もひとつひとつの食材にも沢山つまってますよね。
心の伝承なんです、おせちって。
味の好き嫌いで選択する料理ではありません。
心や思いで食べることを、日本はできる、世界で数少ない料理と食べ方の国なんです。
今は、その思いより、情報ありき、価格ありき、故に、体に入るまでの道筋を考えることが薄くなっています。
料理は自分の命を作る糧。
その流れを向き合えなくなった日本人の今後への不安やさみしさは計り知れないのです。
おせちの環境ひとつにしても、見えることは多々あって。
ですので、食輝塾では、できれば、全部作らなくても、一品でも「伝統的」なおせちを手作りしてくださいね。
とお話しています。
皆さまも良い年明けを…。なんてまだだね。