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加工品から~私たちの食べ方、今後の共生~
2013年03月31日
ある雑誌の対談形式企画で、コンビニの惣菜、食品メーカー冷凍食品を50品試食してコメントします。
唐揚げ、チャーハン、麺、餃子…、まいにち試食中。
取材日に、25品目、惣菜を食べて、その後数日かけて冷食です。
今日はふんわり卵のオムライス。袋開けずにそのままチン。そしてトレーがそのまま皿になるという便利極めてます。ケチャップはついてないので、自分でオンするようですね。ふんわり卵が、ほんとにふんわりなのかしら?これからいざ!実食!
この後、本日の予定は、
チョコクロワッサン、チャーハンの予定です。
チャーハンもメーカーによって全く違う。
カジュアル中華料理店(ラーメンセットあり)の味に近いメーカーや、
もう少し家焼き飯に近いもの、コース料理を出す店に近づけた味…。
言えるのは、ロング…セラーには納得させる理由があります。そして新商品にはかつてない企業努力がきちんと見えます。
昨今の冷食の企業努力と日本の技術力はそれは凄い。
ほかの国はマネできないきめ細やかさです。
ですが、ここまで消費者に優しくなくてはいけないのか?
という疑問が。それだけエネルギーと人件費と諸々かかるわけで、企業依存しすぎの
消費者像も考えないとと思います。
ですが、 実際、冷凍食品を利用せざるを得ない人も多い現実、将来的にもこのままではそうなるでしょうが、高齢化社会になり、料理の行為は、脳が元気で若くいるにふさわしい行為のひとつでもあります。加工品と手作りのバランスがとれるようなケアが、各メーカーだけでなく、国や地域のケアもほしいところです。
実際、過疎地や高齢者一人暮らし、子育て中の働く母親など、日本の食品加工品はお助けの役割もつよく、今後もお願いしたいことは沢山あります。
今後はいっそう、消費者と提供者(私も含む)の共生が課題。
そして、国内にだけ留まる問題ではもちろんなく。
消費者も、楽チンと安価と安全安心と…、全てを企業依存にしないこと。
食は自分の命を維持する唯一のものですから。食とのかかわり方、向き合い方は人生観にも大きく影響します。
かつて日本は、食べる行為を、命をいただく瞬間ととらえて食べていました。
そうなれば、食事の一回一回がかけがえのない有意義なものに変わると思います。