粉もの大好き歴、云十年の小倉さん。
ガレット(そば粉のクレープ状)もだいだいすき。
初めて食べたのは、学生時代にパリに旅行して、どうしても「そば粉のクレープ」食べてみたくて
ガレットリアが集まっている場所までわざわざ足を運んだのが最初。
そのときは、甘いクレープのほうが好きかな、と思ったけれど、日本にないソバの使い方、食文化の広さを感じたなあ。
ガレットリアの中で、東京で、5本の指に入ると思うのが、名前もガレットリア。
一番人気の塩バターキャラメルが、たまりませんのよ!(でも、これ、デザートクレープです)。
写真は、キャラメルを少なめにしてもらったの。これで小倉にはちょうど良かった。
最近、食事して「脳天にくる、シアワセ」を感じる、頭の中が、幸福と至福で制覇される食べ物って、あんまりない。
でもね、
ガレットリアのこのメニューは、かなり期待できますよ~。
バターと塩加減のバランス。
生地のなんと、きめ細やかいことよ。
雰囲気も、接客も、いわばプロです。
東京ミシュラン、発売されましたが、
プロの食事って何?
カジュアルはカジュアルで、心をつくすプロがある。
ガレットリアでは、お水は客が自分でくみ、運びます。
注文してから待ちます、結構。
しかし、アツアツのクレープの味には隙がありません。
ミシュランの星は、ひとつの指標になりますが、
三ツ星の中で、うん?これ星あり?
もあっていいし、
1つ星でも、私の中では3つ星、という店があってもいいし、
自分なりの、気持ち、シチュエーションなどによっても、星は変わるもの。
情報に頼りすぎず、自分としての様々な店の使い分けができて、評価ができて、感謝しておいしいと思っていただけたら、それが外食の正当な客の味わい方
と、私は思っています。
店を見つめることは、自分を見つめることにもなるのです。
でもね、
私にとって、本当の三ツ星は、なんといっても
自分が作る食事。なぜなら、自分の体と心に最も、忠実で、誠実な料理であるからです。
心底、そのときに受け入れられやすい料理なのです。
その点で、どんなに疲れていても、毎回の食事に妥協は一切しません。