プロフィール

小倉 朋子

フードプロデューサー。
朝から晩まで「食」。 事業提案、メニュー企画、 食育、健康ほか伝統から 最新まで多角的に食を提案。 食文化と食事作法主体の食 の総合教室「食輝塾」主宰。

著書、執筆多数
ホームページはこちら
   http://totalfood.jp/

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戦略グルメバーガー

マックって、やはり、すごい企業と思う。
やることがさすが、ほんとにうまい。

連日、大行列の渋谷と表参道のクォーターパウンダー

11月限定「店」とのこと。→ 行きたい人は、並ぼう!!
メニューは2種類のみ。


小倉はちなみに並びませんが、人間心理をついた戦略、流石マックface_chomp


①店内のカラーリング、赤と黒。
 これだけで、カフェバー風で、おしゃれな店になって、「ニューヨーカー風」になる。
 カラーの魔力。

②メニューアイテム、2種だけってのが、「限定感覚」そそる。

 しかし、同名のメニューは、マックにありますよface_embarrassed

③シークレット。ひみつが人間は大好き。
 ひみつを開く喜びをくすぐる演出が、開店前から上手だった。


モスが、値下げに踏み込む逆手。


現代用語の基礎知識に、グルメ高級バーガーを私が書いたのは、数年前。
今だに、というかここ1,2年、定着しつつある感じのグルメバーガー。


ジャンクに高級を求めて、1000円以内で、高級感を味わえるグルメバーガーは、

不況に強い といえそうだ。


固食(数種のお皿で食べずに、ひとつにまとめておなかを満たす傾向)の代表、ハンバーガー。
これも、現代趣向にマッチ。


私もお気に入りのお店がありますが、そこは、丁寧に丁寧に作っています。
お肉の焼き具合が選べるの。ミディアムレアとか。


同じメニューでも、条件と戦略にはまれば、ひとは長蛇の列を作る。

ものの価値とは?

あなたにとって、求める食とは?

おいしさとは?

まだまだ現代人の日本は、イメージや情報を食べている。

そろそろ、己の体と心で食べようよ。


赤と黒だけが本当のおしゃれじゃないはずです。


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お客様も、マックと知ってて違いがあるか楽しみながら、確認すべく並んでいる人もいるでしょう。
客にとっても一種の、遊びごころかもしれません。