少々前になる(ブログアップなど調整していたので、延び延びになってしまった)が、スローフード協会の公式イベントのご招待を受け、日本初の「味の箱舟」なる食材に触れてきました。
スローフードは、日本では「スローライフ」「ちょっとスローよ!」みたいな?ロハスと一緒のように思う人もいて、トレンドみたいにされがちですが、本来は、目的をもって活動、継続していくべきものです。味の箱舟は、守るべき食材や、食文化などで選ばれたものですが、9品目。中でも曲がったねぎは、甘みがあってかわいい。
東京の人間なのですが、祖父母が趣味で庭で長年作っている野菜、果物、多種多様に触れて、毎年ジャムやお酒や醤油や味噌やお菓子や〜、作って触れていたせいか、自然の形や味わいは、ほっとするのです。野菜の個性も見つめてあげることが、人間の個性を尊重することにも繋がると思っています。
ただ、スローフードの活動意義と、違った視点からの意義と、賛否があるようで、私は第一生産者でもないし、一方向だけで考えないようにしています。でも、外見にこだわらない食材選びも、処理や調理が面倒な食材を愛してあげることも日本人もそろそろ必要。味覚の充実も必要。とは思います。
でも、売れる商品にするための(農作物でないけど)企画提案は私の大好きな仕事でもある。「売れる」という目的のためには、外見も大事であることも事実。
外見にだけ捉われない価値の知識、外見の良さをいとおしむ気持ち、両者のバランスが消費者にも必要なのでしょう。