グルメ嗜好がなくなり、違うものが飛び出してきました。〜
新たな味を作ってみたり、料理の新ネタを繰り返し、目新しいと思ったり美味しいといわれれば、どこへでも食べに行き、を長きにわたり続けるとともに、もっと先へ先へ、私の「食のコマ」は進んでいきました。
巷には「目新しいものがない、つまらない」と(生意気ですが本当に)思ってしまったとともに、グルメ以外の違う食が、ずっと私の中にいたのですね、我慢できずに飛び出してきました。
それとともに「何をしていたんだ」と、反省も大いにしました。
違う食の広がりは果てしないものです。
食が生涯の仕事かも?と思えてからは、魂が喜ぶというか、ス〜ッと求めていたのものが降りたような、本当に幸福でした。何も迷いもなくなりました。
食業界にいた人でもなく、援助者を作らず初める決意で、自信はまったくありませんでした。でも、これでいい、という、確信はありました。
こんな風に感じるものに出会えて、本当に感謝していますが、同時に、きっと失ったもの、経験できなくなったもの、諸々あるのでしょう。それも私。
食の仕事。
食は人生も作り、人の心を簡単に変えます。政治も経済も、世論も変える。
素晴らしくもあり、魔物でもある。
一円でも、バイトでも関係なく、収入を得るなら真摯に勤めなくてはいけない。
まして、教育する立場、提唱する人は信念があってしかるべき。
あまりに安易に食や職を捉えている人が多い。
私も怠惰、中途半端も多々あります。
反省の日々です。でも、好きで好きでたまらない。
食の現状と将来、私なりに見つめて、地道に続けていこうと思います。