プロフィール

小倉 朋子

フードプロデューサー。
朝から晩まで「食」。 事業提案、メニュー企画、 食育、健康ほか伝統から 最新まで多角的に食を提案。 食文化と食事作法主体の食 の総合教室「食輝塾」主宰。

著書、執筆多数
ホームページはこちら
   http://totalfood.jp/

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維新号なら本店へ

脱美食グルメ主義と偉そうに書いたブログを読まれた方から「ウソツキ!美味しいものいっぱい食べにいってるじゃんっ」とお叱りを受けました。
そうかあ。ごめんなさい。
でも、美食したい!という欲求はほんとに少ないと思うけどなあ。

考えてみると、昔から個人的には美食欲求は少ない人かもしれません。
それより、発見が欲しい、新鮮な驚きに出会いたい、面白い食にめぐり合いたい、という気持ち。これは今もある、ずっと忘れたくない気持ち。
そういった欲求をブンブン響かせてくれる店や食に出会いにくくなった、ということなのでしょう。

それでも、「そそられる!」「是非食べたい」と思わせてくれる魅力的な食にたまに出会います。
そういった店に出会えるときは、本当に嬉しくて気になって気になって。

よく、お勧めの店は?て聞かれますが、新しい店より、老舗でゆるぎのない味とサービスの店が、安心して奨められる。
維新号の「本店」など。
数ある老舗の日本の名店が、店舗拡張して「…がっくり」となるのは、
数十年見続けてきましたが、その中には、本店も「…」という店と、
本店だけはまだ、大丈夫か、という店も。

維新号も、支店を初めて出したとき、「え〜、大丈夫なの?味はどうなるの?
好きな店がまた、変貌を遂げるのか?」と不安になりましたが、
本店はまったく食材から調理法、雰囲気、接客、勿論見合う価格も支店とは別の店といってよいと思います。
同じ屋号で良いのか?と思う。

ニューオータニの前のゆったりした立地も良い。裕福そうな架橋の皆様が、家族で食べていて、昔はこんなに架橋の方もいなかったので、客層は多少違いますが、今でもこちらの本店は安心していただける味です。
昔と若干味つけなども変わってはいますが、依然、トータルの安定感。
安定感って、店には難しい面が多い。
微力ながらいつまでも応援しています。