突然ですがキウイです。
祖母の庭にたんまりと、なっているのだ。
丹精込める体力も時間もないため(キウイ以外にも野菜やフルーツを一年ずっとたっぷり作っているので、マンパワーがない、それも、売り物じゃないし、まったく趣味だから)
美しい様相のキウイではありません。
みかんや柿や柚子は食輝塾の生徒さんや、無農薬や、すっぱい自然の味の果物をわかっていただける方にはおすそ分けしていますが、キウイは、流石にあげられる代物ではないの。
本当は、自家製キウイなんて珍しいから差し上げたいんだけどな。
数年前までは、結構美味しく作っていたのですが、今は、
作り手本人ですら、「キウイはおいしくないから、食べられない」と言うくらい。
身内もだ〜れも好きじゃないの(笑)
でも、私は好き。
なんたって、種から育てているもの。
今の果物は甘すぎて、触感も良過ぎる(笑)
頑張りすぎている味なんだよね、売り場のものは。
キウイを食べるというより、自然の命と、祖母の庭への愛をいただくのよ!
って思っています。
自家製は、酸味が強いから、キウイジャムにすれば、とってもいいし、
ディナーソースにもなります。
フレンチ、イタリアン素材として使えるのよ、キウイはいろいろと。
乳製品とあわせると、興味深い状態になるし、
アルコールとあわせると、物によっては独特な味わいになるの。
キウイは、癖がありそうで、使い勝手が良いのだ。
あれこれそんなことを毎日、キウイ以外でもやっているのが、私の時間ある際の日課。
先日、ある打ち合わせで某社長さんから、
「そんなに幅広く食をやっていて、小倉さんの仕事のリセットは何ですか?」
とたずねられたのですが、
日ごろから、いつもいつもメニューや調味料や、口に入るもの全部、
開発もどきをしているの、仕事以外でも。
暇があると、やっている。
これってリフレッシュなんです。
いざ、本チャンのメニュー開発の仕事の際、点線が繋がっていたりするもの(かな?)
遠い国のホテルの食事から、別荘で積んだ薬草から、いろいろ長年の自分の体と心に入り込んだ点をつなぐと、新メニューとなる。
とりあえず、庭のキウイは、私と野鳥(主にひよどり)しか食べないのですが(笑)
写真で穴に見えるのは、ひよどりがかじったところなの。
動物も私も美味しいものは美味しいんだもん。
ありがとう。