今日はちっと辛口です。
先日の、招福楼の本店で修行した板長がご主人の湘南の店の話の続き。
本日、某有名中華へとってもとっても久しぶりに伺い、
フカ肉を食べたのですが、う〜ん、残念としかいいようがない。
現在のように店舗数をやたら増やす前、本店のフカ肉が、フカヒレの影に
隠れてはいるのですが、大好きだったのです。
というか、フカ肉って美味ですよ〜。
やわらかい鶏肉のような。ほんとに好き。
未経験の人、是非、フカヒレに気をとられないで、たまには肉も食べてみて。
しか〜し、またまた、オグラの思い出あふれる店は本日、またひとつ消えてしまいました。ほんとに涙…。
もう、本日の中華には多分行かない。
フカひれ姿刺身と、杏仁豆腐だけ食べに、ふっと行くかもしれんが。
本店にいって食べた後、
のれんわけや支店の店の若い主人のところにも
「じゃあ、いってみるか、一回」
と、顧客が行く。そして、若い店の成長を見守っていく、
店は、顧客とともに成長していく。
支店に行ったら、「本店の香りがちゃんと息づいているなあ」と思って
嬉しくなり、同じく見守り、応援する。
そして、また本店が恋しくなる…。
そんな連動やころあいが、料理の師弟の関係で客に感じさせる店が
「腕のいい店」というのではないか?
技の引継ぎは、精神の心の受け渡しではないかと思うが?
だがだが、
どこも店舗数に邁進しすぎなのだ。
心を置いた店は、何も魅力がないということ、見失わないでほしい。
店にとって、大切なのは、まず料理なのですよ。
だから、料理の心と「ころあい」を感じる招福楼さんがプロ、
と思うのです。