先日、“世界で一番おいしいといわれるもの”のマスクメロン(中でもセンビキヤさんに卸しているのです)を書きました。
とってもおいしかった。
本当にありがとうございます。
でも、私にとって、“世界で一番おいしいと思うもの”。
祖母が趣味で庭で作り続ける果物たち。
様相がよくないでしょ、毎年、すこしずつ手間をかけられなくなってきたのです。
数年前まで食輝塾の生徒さんにもおすそわけしたのですが。
堅かったり、やわらかかったり
渋い味だったり、
均一でない。
だ~れも、うらやましがらないかもしれないけど(笑)
でも、まったくの 完全 無農薬。
皮ごとバリバリ。
そして、祖母の愛情。
祖父が手をかけて手入れし続けた庭の土の歴史。
美食を続けた私ですが、
美食よりなにより、
あ~、
最高においしい、
最高の贅沢な食べ物
って実感します。
そして、最近思うに。
祖母は哲学があります。
食に柱を持ち続けた人です。
柿以外にも、市場に商品にしても十分通じる作物も多々作ったのですが、
そんなこと、まったく興味なく、広大な庭を趣味で守る、お嬢様育ちの祖母のそんなところがいいな。
食の魂を幼い頃から、教えてもらったのだなあ、
有難いなあ、
と、
食の仕事をする中で、実感。
トレンドも、新しい食も、コンビニもFFも、ぜんぶ面白くて好きな私ですが、
世界一のおいしいもの
これは、
まさに魂となる食
なんですよね。
りんごは、祖母の肉親が作っている。
りんごは完全無農薬は難しいとのこと。
極力農薬使わないで、脱サラして作っているの。
おすそわけ。
こっちも哲学のりんご、ですね。