ある人に、
「この10年ほどは、買ったり、またはいただいた食を、
腐らせたり、食べられなくしたり、全然してません」
と言ったところ、
「そんな人いるの~!この食の仕事してて!?! どうやってるのか?」
と、皆さんに驚かれました。
本にも書いてますが、賞味期限は自分で作るもの
と思ってますので、実践しています。
新鮮なうちに、誰かに差し上げたり、
自分で加工したり料理を工夫したり。
まず、無駄に買わないこと。
だって、買った料理もいただいた食も、すべて愛おしく、かわいそうですよね。
ちょっとの努力は必要ですが、365日、やってます!実行~
この仕事柄、
飲食店のメニュー開発で、試食することも多々。
そんなときも、
「私の分、自分でよそいます」
といって、ほんの少量にして、他はスタッフに食べてもらったり。
取り皿に分けたり。
これは、特技!って自負してるのですが、
ほんのちょっとの量を食べれば、全体の味のバランスの肖像が脳で描けて、
味を忘れないのです。
私が子供のころ、父からの教えの中に、
「評論家になるな」
があります。
この意味は、仕事の種類としての評論家という
意味ではありません。
心のことです。
私なんぞが、食関係で日々
ご提案する仕事をさせていただいています。
執筆もあり。
食を大切に、と提唱している自分が、
実生活に差異があるのは、
プロとはいえない。うそつきになってしまう。
自分も耐えられませ~ん(笑)
でも、気を抜くと、
テーブルマナーができてないなんてことはアリ。
自分で気づくんですよ~。反省。
ダイエットなども、実際、自分の体験をして、その上で提唱していますし、
そのほか、自分を実験台に、多くの食の体感を、幼いころから毎日毎日、
数えられないくらい繰り返してきました。
①評論は実生活を経たうえで。
②次に 人の受け売りではなく、
自分のものとしてオリジナリティに昇華すること。
③さらに、ここポイント。 自分を離れて、「他人だったらどうか」
「企業だったらどうか」
「国ベースだったらどうか」…
と、客観的に視点を変えることが大切と思う。
私的にとどまってしまわないように。
店や企業のプロデュース業などの
実務体験が、連携して、自分の中で廻っているのが良いなあ、と考えています。
食はめぐるものですから そこが大切。